中小企業への緊急支援制度 (2011-05-08)

税理士の花田です。

東日本大震災から2ヶ月が経過しようとしていますが、愛知県内の中小企業も直接的な被害は少ないものの、間接的な被害はさまざまな形で現れています。
たとえば、資材の値上がり、材料不足、関連企業の操業停止や縮小による売上の減少などなど・・・
また、政府による浜岡原発の運転停止要請も発表され、中部経済への影響も懸念されています。

こうした中小企業の資金繰りを支援するため、4月26日から「あいちガンバロー資金」という愛知県の緊急支援が実施されています。

主な内容は、
・貸付限度額 5000万円
・利率 1.5%(固定)
・保証料 不要(愛知県が全額負担)
・対象は、直接的・間接的被害で売上高が前年または2年前に比べ減少している中小企業者(個人事業者、会社、医療法人、協同組合など)
などです。
保証料負担が不要で、金利も低いので良い面もありますが、

・返済期間が3年と短いので、返済計画を十分立てた上で申込む必要がある
・金融円滑化法の適用(いわゆるリスケ)を受けていると利用できない
・税、社会保険の納付遅れがあると利用できない
・セーフティーネット(信用保証協会が100%保証)とは違い「責任共有制度」(信用保証協会が80%を保証)なので、金融機関の審査がセーフティーネットに比べ厳しくなる可能性がある
など注意する点も多くあります。

名古屋市からも同等の制度として、「経営安定資金(震災対策緊急つなぎ資金)」が発表されています。
また、「セーフティネット(5号)」の要件にも東日本大震災後に売上が減少した場合等の要件が追加されています。

今後も追加対策が発表される可能性もありますし、先ほど述べたような注意点もありますので、まずは金融機関担当者からの情報収集をよく行ってください。

また事前に、顧問税理士などの専門家にご相談されることもおすすめいたします。

 

関連サイト
「あいちガンバロー資金」(震災対策緊急つなぎ資金)の創設
http://www.pref.aichi.jp/0000040769.html