医療保険選択4つのコツ (2011-10-20)

毎日のように目に留まる保険の広告。

保険に加入したいと思ったとき、資料はあっという間にたくさん、簡単に集まります。
しかし、集めてはみたものの、自分にどの保険があっているのかわからない。と感じている人は多いのです。

また、保険の相談を受けていると、すでに加入されている方でもこれから高いお金を払っていく保険なのに加入した理由が明確でない方が多くいらっしゃいます。

そこで、理屈はさておき、今回は特に『医療保険選択のコツ』についてお話させていただきます。まずは、資料を脇に置いて、パンフレットのことは頭から消してください。

では、さっそく【医療保険加入4つのコツ】を整理していきましょう。

(1)一日の入院給付金はいくら必要?
まず、高額医療(療養)費制度を考慮します。病院等に長期入院したり、手術等の治療を受け医療費の自己負担額が高額になったとき家計の負担を軽減できるように一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻されます。更に細かくは、会社員か個人事業主かでその条件は変わります。・ 会社員の場合:有給休暇や健康保険の傷病手当金があるのでこれらを考慮する。・経営者、個人事業主の場合:有給休暇も傷病手当金も基本給もないため、収入ダウンと入院にかかる費用の両方を考慮する。・主婦の場合:収入がないので入院による出費を考慮する。・これらを参考に必要だと思う1日あたりの給付金額を考えます。

(2)1回の入院で何日まで備えるのか?(30日・60日・120日・1000日 など)     
1日あたりいくらもらえるタイプにするかを決めると、次はその給付をうけられる日数を決めなくてはなりません。ちなみに、入院の90%は3ヶ月以内です。(平成11年厚生労働省:患者調査)でも、高齢になると在院日数が伸び、脳卒中などは約120日の入院を要します。

(3)保障期間はいつまで必要か?(10年・60歳まで・80歳まで・終身 など)
・10年の更新型 ・一生涯の終身医療保険 ・80歳などの年齢で決めるタイプ  など

(4)何歳まで保険料を支払うか、そしていくらまでなら保険料を支払えるか?
長く払えば、月々の負担は小さく、短い間で支払ってしまえば月々の負担はおおきいですが、支払い総額は少なくなります。このように保険料払い込み期間は総支払い保険料を大きく左右します。この保険で何をカバーしたいのかを真剣に考えねばいけません。

●選択のポイントをまとめて見ましょう!
1.入院給付金⇒一日の入院給付金は?
2.支払限度日数⇒1回の入院で何日まで
3.保障期間⇒いつまで保障してほしいのか?
4.保険料⇒何歳まで保険料を払うか、そしていくらなら保険料を支払えるか?

ここで初めて、資料・パンフレットの出番です。
自分の求める、上の4つのポイントを満たしている医療保険で、しかも保険料が最も安く、経営状況・財務状況について問題のない保険会社の商品が自分にとって最も合った医療保険であると云うことになります。

まとめ=絶対にパンフレット(資料)や商品から先に考えないこと。その保険に加入して、どういったときに保険に助けて欲しいのか。何をカバーしたいのかを真剣に考えることが先決です。加入のコツはまず「目的」から。これは保険商品選択の場合に限らず、あらゆる金融商品選択の場合に当てはまります。金融商品を売る立場にとっても、闇雲に商品を押し付けるのではなく、お客様にその金融商品を選択する理由と目的について、はじめに十分検討していただく姿勢が強く望まれます。

ファイナンシャルプランナー
春田 孝二